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スタッフO:ねんねスイッチ


9月も終わりに近づき、ようやく暑さもひと段落」・・・

今年の夏も暑かったですね。

エアコン無しではしのげようもなく、電気代の請求に戦々恐々としております、スタッフOです。


子育てでの苦労、と言えば挙げても挙げてもきりがないですが、そのうちのひとつに『寝かしつけ』があるのではないでしょうか?

抱っこしてみたり、おんぶしてみたり。

縦抱きに横抱き。

暗くしてみたり少しだけ灯りをつけてみたり。

歌が良いのかオルゴールが良いのか静寂が良いのか。

ありとあらゆる手を組み合わせたり順番を変えてみたり、トライアル&エラー・・・我が子の『ねんねスイッチ』へのあくなき探求・・・。


かくいう我が家も試行錯誤を繰り返して来ました。

そして発見された、『ねんねスイッチ』は、子守歌。

しかも、なぜか「蛍の光」限定。

歌詞の記憶に限界があり、ひたすら2番までをリフレイン・・・それを繰り返すこと4回、

ようやく眠りに落ちてくれます。

さすがに毎日歌うと飽きて来たので、他の曲でも試してみたのですが・・・逆に覚醒(笑)


そんな中

「蛍の光」の歌詞を検索していたら、興味深い発見がありました。


「蛍の光」の音階は、「ヨナ抜き音階」と言われる日本固有の音階だそうです。

明治時代に西洋音楽を輸入した際、ヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナ のうち

四音目のヨ(ファ)と七音目のナ(シ)を抜いた ド・レ・ミ・ソ・ラ のヨナ抜き音階が誕生。

この日本的な響きの音階で、唱歌や童謡が作られ、演歌、そして現代のJ‐POPへと発展。

ヨナ抜き音階は、我々日本人の耳に大変心地よい音階なんだとか。

確かに、「蛍の光」といえばスコットランド民謡が原曲。

その曲がこんなにも日本に根差したのは、ヨナ抜き音階が使われているから・・・

なるほどなぁ。


そして、<NHK>2020応援ソング プロジェクトで使われている米津玄師さんの

「パプリカ」。こちらのサビもヨナ抜き音階が使われているんです。

どうりで耳に馴染む&残るメロディ・・・こちらも、なるほどなぁ。

他にも、星野源さんの「恋」やAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」

きゃりーぱみゅぱみゅさんの「にんじゃりばんばん」等など・・・そうそうたるヒット曲に使われているではありませんか!!


恐るべしヨナ抜き音階!!


それからというものの、「蛍の光」リフレインからの「赤とんぼ」「上を向いて歩こう」

そして、ゆ~っくりと「パプリカ」のサビを歌うことで、母は飽きることなく『ねんねスイッチ』を押すことができるようになりました。


音階って、深い。


みなさんのお子さんの『ねんねスイッチ』はなんですか?

そして、そのスイッチを掘り下げていくと、新たな発見があるかもしれません。





今夜も歌い疲れたので、そろそろおやすみなさい。

 
 
 

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